東京で転職するなら最も需要が伸びている介護業界

人材が足りていない

各都道府県の調査によれば、2020年度末の時点でおよそ216万人の介護人材が必要とされているのに対し、2025年度末にはおよそ245万人の介護人材が必要になるという結果が出ています。ちなみに、2016年度末の時点では190万人でした。年々この数は増加しており、早急な人材確保が求められている状況です。年間にすると、約6万人もの人材を増やしていかなければならないのです。しかし、2018年度に行った調査によると、7割近くもの介護サービス事業所が人材不足に悩んでいるという結果が出ています。特に、訪問介護の人材が不足しているようですね。そのため、介護業界は今最も売り手市場の業界ですよ。

非常に活発な業界

高齢者は今後も増え続けていき、介護サービスの需要が落ちることはありません。そのため、介護業界を希望する人材は経験の有無に関係なく大いに歓迎されるでしょう。新卒に限らず、他業種から転職する人でも挑戦しやすい状態です。また、介護業界の需要増加に伴い、新規参入する企業が増えています。介護業界はつらいイメージがありますが、各企業の取り組みによりクリーンな労働環境が整いつつありますよ。新規参入企業の新たなアイディアにより、業界全体が大きく変化していく可能性もあります。多くの人材を必要としている業界だからこそ、志望者が増えるような試みは今後も続いていくでしょう。

未経験からでも挑戦可能

介護職の魅力は、年齢・性別・学歴に関係なくキャリアアップを目指せる点です。勤続年数や実務経験によって資格を受験する権利を得られます。上位の資格を取得することで、待遇もよくなっていきますよ。無資格から始めて、働きながら資格取得を目指せる点も嬉しいポイントですね。また、日中のみ稼働している施設や訪問介護であれば夜勤は発生せず、自分の都合に応じて働けます。そのため、子育てなどの事情でなかなか働けない女性の社会進出促進が見込めます。

今後も伸び続けていく

需要が急速に伸びていることから、政府は介護業界の処遇改善に積極的に取り組んでいます。今まで、介護職は低賃金のイメージがあったかもしれません。そのイメージを覆すために、政府は一定の給与水準を確保することを目的に公費約1000億円を投じて処遇改善を推し進めています。また、介護ロボットの導入も進められており、現場で働く職員の負担は大幅に軽減されています。
このように介護業界の需要は今後も伸び続けていき、さらに働きやすい環境が整えられていくでしょう。介護業界に対し、企業と政府の双方が積極的にアプローチしています。未経験からでもキャリアアップが可能な介護業界は、今最も狙い目の業界といえるかもしれませんね。